失業給付期間はアルバイトできるの?

通常は仕事探しに専念できるように失業手当(基本手当)の支給が行われています。
ですが、基本手当の額が少なかったりしてどうしても仕事をする必要があるかもしれません。
その場合、失業給付はどうなるのか、いくつかのパターンを見ていきましょう。

まず、雇用保険の加入に適用しない働き方が前提です。

雇用保険適用要件】

  1. 1週間の所定労働時間が20時間以上あること
  2. 31日以上の雇用見込があること

上記の適用要件に当てはまると、就労とみなされる場合あります。

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失業保険中のアルバイト

まず、基準になるのが4時間を超えていたかどうかです。
4時間を超えて仕事をした場合は就労扱いとなり、その日の基本手当の支給は行われません。
ただ消滅するのではなく、所定給付日数が終了した日の後ろに繰り越されることになります。
10月20日で終了予定だった場合、10月21日まで支給となり、その分延長されます。
10日働いたら、その10日間の支給はありませんが、10日分延長となります。
また、ボランティアなどで働いて収入を得られていなくても、4時間以上であれば就労扱いとなります。

ならば4時間未満はどうでしょう?

1日4時間未満、週20時間未満の契約で働けば就労ではなく内職(家計補助的な短時間労働)扱いとなります。そのため基本手当は支給されます。ただし、稼ぎ過ぎてしまうと基本手当を減額される場合があります。

この計算式はやや複雑です。

具体的には、1日当たりの「失業手当の額」と「内職の額」を足した合計が、賃金日額の8割以内であれば、基本手当を満額受け取ることができます。

(例)賃金日額が10000円(過去6ヶ月の平均が月収30万)だった場合のケース

・35歳で給付日数90日で計算すると、基本手当額が5712円になります。
・限度額の計算には、税金と同じく控除(1289円 ※H25.8.1から)があります。

では、上記内容の場合はどこまで働けば満額受け取れるのでしょう。

まずは、10000円の8割は8000円となります。
そこに控除額の1289円を足すと、9289円となります。
この9289円より基本手当日額の5712円を差し引くと3577円となります。

この3577円までが満額を受け取ることができる内職の限度額です。

たとえば、(パターン1)1日1000円のアルバイトを3時間したとしても、1日3000円にしかならないため、基本手当を引かれることはありません。

ですが、(パターン2)1日1500円のアルバイトを3時間した場合、アルバイト収入が4500円となるが控除額が1289円あるので、控除後の収入は3211円となります。
3211円(控除後のアルバイト収入)に基本手当日額を足すと3211+5712=8923円となり、賃金日額10000円の8割の8000円より多くなります。
その分の923円は基本手当日額から惹かれることになり、4789円が支払われます。

■時給1000円で3時間のアルバイトをした場合

パターン1)
1000円×3時間=3000円の収入 3000円+5712円=8712円 
→9289円より少ないため5712円の基本手当日額は全額支給となります。
(パターン2)
1500円×3時間=4500円の収入 4500円-1289円(控除額)+5712円=8923円
→8000円(賃金日額の10000円の8割)より923円超えるため、差分の923円分が基本手当日額より差し引かれ、4789円が支払われます。

①収入と基本手当日額との合計が賃金日額の80%相当額以下の時 ⇒ 全額支給
②収入から控除額を差し引いた額と基本手当日額との合計が賃金日額の80%相当額を超える時
  ⇒超える分の額を基本手当日額から減額して支給
③収入が賃金日額の80%相当額を超えるとき ⇒ 基本手当は不支給

給付制限期間中のアルバイト

自己都合退職で会社を辞めた場合は、3ヶ月の給付制限が付きます。
実際には失業給付金が支払われるのが4か月先になります。
それまで収入がないため、3ヶ月の給付制限期間中はアルバイトをしても問題ありません。
ハローワークへ申告する必要もありません。ただし雇用保険(週20時間)の資格取得できるような長時間労働を行うと就職とみなされて失業給付が受けられなくなります。

7日間の待期期間中のアルバイト

この7日間は、今現在失業状態にあるのかどうかを確認するためのものです。
そのために7日間の失業状態が必要です(7日間連続でなくても可)。
アルバイトをした場合は、その分日数が減らず失業保険の支給が遅れてしまいます。
なるべくこの間はアルバイト等は控えておいたほうがよいでしょう。

アルバイトをしていることを隠すと・・・・

失業給付をもらうには、働く意志と能力があるにもかかわらず、仕事に就くことができない人であることが条件です。
もしアルバイトをしていたことを申告せずに後日わかってしったら、もらってしまった給付額を返還するとともに、2倍のペナルティーを支払わなければなりません。絶対にばれないと思いつつも、誰それの密告というのもあるそうです。

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