雇用保険(失業保険)の役立話

正社員倍率0.98倍の衝撃。 最短で再就職手当をもらうための「即内定」職業ランキング

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「そろそろ貯金が不安になってきた…」
「失業保険が切れる前に、次は絶対に正社員で決めたい」

そう焦り始めているあなたへ。

ハローワークの求人票を眺めていて、「なんとなく応募したい仕事が見つからない」「書類選考で落ち続けている」と感じていませんか?

それもそのはず。厚生労働省が発表した最新データ(2025年11月分)によると、正社員の有効求人倍率は「0.98倍」。統計上、求職者の数が求人数を上回る「買い手市場(企業優位)」に突入しているのです。

しかし、これはあくまで「平均」の話。
職種によっては「倍率8倍」「求人数数万件」という、空前の人手不足市場が存在します。

この記事では、厳しい状況下でも「即内定が出やすい職業」を、実際の求人数データ付きでランキング紹介します。倍率0.3倍の事務職で消耗するより、倍率の高い業界へスライドして、最短で内定と再就職手当を勝ち取る戦略を解説します。

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知らないと損する「再就職手当」の仕組み

ランキングを見る前に、一番大切なお金の話をします。失業保険には「早く就職した人ほど得をする」仕組みがあります。それが「再就職手当」です。

  • 給付日数を2/3以上残して就職: 残り支給額の70%を一括支給
  • 給付日数を1/3以上残して就職: 残り支給額の60%を一括支給

つまり、選り好みをしてダラダラ探すよりも、「就職しやすい業界」にサッと決めてしまった方が、トータルの受取額(給料+手当)は多くなるケースがほとんどなのです。

詳しくは再就職手当の解説ページをご覧ください。

【即内定】未経験でも就職しやすい職業ランキング TOP15

※この統計の前提について
この有効求人倍率は、ハローワークに求職申込みをしている人だけを対象にした統計です。

では、今の日本で「今すぐ来てほしい!」と企業が求めている職業はどこでしょうか?「倍率(競争率)」だけでなく「求人数(仕事の数)」にも注目してください。求人数が多いほど、自宅近くで仕事が見つかる可能性が高まります。

【就職しやすい職業ランキング TOP15】(2025年11月 一般職業紹介状況/常用・パート除く/有効求人数1,000人以上)

順位 職業名 倍率 求人数 狙い目の理由
1位 建設躯体工事従事者 8.62倍 18,344件 とび職、鉄筋工。体力があれば即採用レベル。
2位 土木作業従事者 7.51倍 40,986件 公共工事が多く仕事が途切れない。
3位 建築・土木・測量技術者 7.12倍 57,370件 施工管理ほか。技術職グループ全体で人手不足。
4位 保安職業従事者 6.99倍 54,749件 警備員。40代〜60代の再就職の受け皿として最強。
5位 その他の技術者 6.79倍 10,497件 品質管理など。隠れた狙い目。
6位 建設従事者(躯体除く) 5.26倍 29,064件 配管工、内装工など。手に職がつく。
7位 機械整備・修理従事者 4.56倍 35,980件 自動車整備士など。機械いじりが好きなら◎。
8位 電気工事従事者 3.88倍 19,684件 インフラ系で安定。資格取得支援がある会社も多い。
9位 介護サービス職業従事者 3.48倍 106,678件 超高齢社会で需要No.1。無資格からでも始めやすい。
10位 運輸・郵便事務従事者 3.11倍 5,291件 運行管理者など。ドライバーではなく「管理」の仕事。
11位 生活衛生サービス 2.87倍 19,123件 クリーニングなど。裏方作業が好きなら狙い目。
12位 自動車運転従事者 2.84倍 78,510件 タクシー、バス、トラック。2024年問題で待遇改善傾向。
13位 製造技術者(開発) 2.28倍 14,594件 理系出身なら、開発職もまだ売り手市場。
14位 定置・建設機械運転 2.17倍 16,895件 フォークリフトやクレーン。倉庫内作業の勝ち組。
15位 飲食物調理従事者 2.00倍 41,097件 飲食店のキッチン。インバウンドで求人復活。

【解説】なぜこんなに倍率が高いのか?

  • 1位・2位(建設・土木):
    「キツイ・汚い・危険」のイメージから若手が入ってこず、圧倒的な人手不足です。その分、給与水準は上昇傾向にあり、「体力で稼ぐ」と割り切れる人には最強の市場です。
  • 3位(建築・土木・測量技術者):
    この区分は求人数が5万7千件を超えていますが、これには「施工管理」だけでなく、「建築士」「測量士」「建設系CAD」などの専門技術職がすべて含まれています。
    未経験からすぐに応募できる求人はその一部ですが、それでも業界全体で人材が枯渇しているため、資格なし・未経験から挑戦できる求人も増加しています。
    ※補足:このため、この数字は「施工管理単体の求人数」ではなく、建設系技術職グループ全体の合計値です。
  • 4位(警備):
    施設警備や交通誘導など、常に5万件以上の求人があります。特別なスキルが不要で、年齢不問の求人が多いため、中高年の再就職先として最も現実的な選択肢です。

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【危険】失業保険が切れるまで決まらない「停滞」ランキング

逆に、以下のような職種にこだわり続けると危険です。
これらは「1人の採用枠に3〜6人が殺到する」激戦区。未経験から応募しても、経験者に競り負けてしまい、失業期間が長引く原因になります。

【就職しにくい職業ワーストランキング(倍率1.0倍未満)】
(※求人数が多い順に、倍率の低い主要10職種を抜粋)

順位 職業名 倍率 求人数 現実
ワースト1位 美術家・デザイナー 0.15倍 3,241件 7人に1人。未経験はほぼ不可能。
ワースト2位 事務用機器操作 0.25倍 2,128件 データ入力。求人自体が少ない。
ワースト3位 その他の運搬・清掃等 0.30倍 13,808件 簡単作業は応募殺到で受からない。
ワースト4位 一般事務従事者 0.31倍 75,909件 求人は多いが、応募者はその3倍いる。
ワースト5位 会計事務従事者 0.56倍 12,581件 経理。経験者との戦いになる。
ワースト6位 居住施設・ビル等管理人 0.58倍 2,554件 マンション管理。人気のため狭き門。
ワースト7位 その他の専門的職業 0.61倍 15,465件 研究者や図書館司書など。
ワースト8位 機械組立従事者 0.78倍 15,703件 工場組立。自動化で減少傾向。
ワースト9位 製造技術者(開発除く) 0.93倍 11,555件 生産管理など。1倍割れ。
ワースト10位 営業・販売事務 0.96倍 13,246件 営業サポート。一般事務よりはマシ。

「求人数が多いから」といって一般事務(約7.5万件)に応募しても、その背後には約24万人のライバルがいることを忘れてはいけません。

年代別・最短就職のための「妥協点」と「戦略」

20代・30代:「施工管理」か「IT・インフラ」

  • 施工管理(7.12倍):
    未経験からチャレンジできる求人も一定数あります。入社後に資格を取得するなどして、スキルを磨いていくことが求められる職種です。
  • ITエンジニア(1.59倍):
    全体倍率は1倍を超えていますが、経験者向けなら高倍率、 未経験なら激戦になるため、実態はかなり厳しめです。それでも、独学やスクール経験があれば、ポテンシャル採用されるケースはあります。

40代・50代:「警備」か「マンション管理」か「タクシー」

  • 施設警備(6.99倍):
    体力負担が少ない「屋内勤務」の案件を探しましょう。長く働けます。
  • マンション管理員(0.58倍):
    倍率は低く求人も少なめですが、中高年限定の求人が多く、年齢を理由に断られにくい職種です。根気よく探す価値はあります。倍率は低いものの、この職種は「年齢制限で他職種に落ちた人」が集中するため、実際の採用は年齢フィルター込みで行われている特殊な労働市場です。
  • タクシー(2.84倍):
    求人数が圧倒的です。接客業ですが、個人の裁量が大きく、人間関係のストレスが少ないのがメリットです。

まとめ:1日でも早く動いて、手当を貰おう

失業保険は「休むための給付金」ではなく、「次の仕事を探すための資金」です。正社員求人倍率が0.98倍という厳しい時代に、人気職種にこだわりすぎて無収入期間を作るのはリスクが高すぎます。

  • 事務や軽作業は、倍率0.3倍のレッドオーシャン。
  • 建設・警備・介護は人手不足で狙い目だが、職種選び(管理側・技術側)が重要

この現実を受け入れて、再就職手当というボーナスを確実に手に入れるために、今すぐ倍率の高い求人に応募してみましょう。行動した人だけが、生活の安定と現金を手にできます。

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